プロファイル
1.時期:
芽吹き | 開 花 | 収 穫 | その他 | |
一 般 | 早 | 中 | 中 | |
高山村 | 9月中旬 |
2.適気温:より涼しい~涼しい
適平均成長期気温は約14~16度。適応気温は狭い。気温が高いと急速に熟したり、粒がしおれたりする。日焼けもしやすい。
3.耐病性:中
べと病、灰色カビ病に弱い。ファンリーフ、リーフロールなどのウイルス病になりやすい。ヨコバイの被害もうける。皮がうすく、粒が密接するので、雨が多いと粒が割れ、そこから灰色カビ病が入る。ほとんどの農家は、熟す前に灰色カビ病になり、色もつかず、品質が劣化する。べと病はしっかり農薬散布すれば、コントロール可能。
4.樹勢:中
水分が多いところでは、樹勢が強くなる。
5.収穫量:少
なかなか健全な房を収穫できない。腐った粒や色づきの悪い粒をとっていくので、収穫量が落ちる上、手間がかかる。
6.土壌:
石灰質土壌が向いている。土壌養分は豊かな方がよい。
7.その他:
栽培が難しい品種。葉のコントロールはできるが、房のコントロールができない。高気温と雨が特によくない。ゆっくり熟させてうまみをのせたいが、そこまでもたない。一見うまく色づいたときでも、中身がのらず、よいワインにならない。うまくぶどうがつくれれば最高のワインになりうる。
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●生産性:中(この品種の中ではということです)
●房の大きさ:中、小粒、密接、皮が薄い
●糖度:高
●ワインポテンシャル:中~高
●ワイン:うまくいけば、クオリティーの高い典型的なピノノアールワインになる。
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●生産性:中(この品種の中ではということです)
●房の大きさ:中、小粒、密接、皮が薄い
●糖度:中~高
●ワインポテンシャル:中
●ワイン:スパークリングワインに用いられるクローン。スパークリングワイン用のクローンの中では高品質のものができる。
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●生産性:中(この品種の中ではということです)
●房の大きさ:小~中、小粒、密接、皮が薄い
●糖度:高
●ワインポテンシャル:高
●ワイン:うまくいけば、「これぞピノ」、かなりクオリティーの高いワインになる。